動くガンダムのデザイン from GGC

※GGC : Gundam Global Challenge

今回は、横浜の実物大ガンダムの動画を見ていたら共感ポイントや気づきがあったので話題とさせて頂きます。紹介したいのは、「動くのか?ガンダム 夢への挑戦 第11話」クリエイティブディレクター川原さんのコメント。

#もしかしたら以下でGGC製作者様の考えに沿わない当方の発言があるかもしれません。そのような箇所があるかもしれないので、先に謝っておきます。勝手に発言してすみません。

■「中に入っている機械のボリュームをデザインの中で吸収しないといけない」

腕や足の関節部のモーターや減速機についてのコメントですが、GLCガンダムも同様でした。サイズ&パワー的に他に代替えの聞かないサーボモータのボリュームを如何にデザインで吸収し、ガンダムっぽくみせるかが考えどころでしたね。

※GLC : Gundam Local Challenge

■「太ももの距離とスネの距離が同じ長さじゃないと」

こちらはディズナにおける改善ポイントの一つです。これをやらないと寝た態勢からうまく立ち上がれないことがGLCガンダムの製作で分かっていたため、ディズナで改善しました。ただし、カッコ良さを気にして厳密に等距離ではなくスネを若干長くしてしまったためにディズナの立ち上がり動作に課題を残してしまいました。。

■「進化のポイントはリアリティ」「動くガンダムはデザインと設計が融合した存在」

機動戦士ガンダムの人気を支える特徴として、凝った設定(ミノフスキー粒子とか)がありますが、今の現実世界では実現しないので出来るようにするために考えられた空想の産物なわけです。なので現実世界で無理やり実現させるには、アニメの中のデザインをさらに修正しなければならないわけですね。そういう観点では、横浜の実物大ガンダムに一番近い存在がGLCガンダムやディズナなのでは、、と勝手に思って自己満足しています(笑)

■「ガンダムを動かす最大の課題は、軽量化」

見た目重視で設計・製作したGLCガンダムですが、モーターのパワーに比較して重量が大きく、動きが鈍重になってしまいました。当時新発売だったハイトルクモーター(KRS-2572)を使ったにも関わらず、です。それは、実物大ガンダムでも同様のようですね(というか実物大のほうがはるかに大変)。要は、ガンダムのような細身のロボットを人間のように(人間以上に)動かすことは、現実世界では21世紀になった今でも難しい課題である、ということだと思います。前回投稿しましたが、ディズナではGLCガンダムと比較し500gの軽量化を図っています。

横浜ガンダムは、肩関節から離れた手首のサイズを小さくして関節にかかる負荷を小さくしていますが、手首のサイズを小さくしたことに伴い、ビームサーベルも小さくしているとのこと。なるほど、設定にこだわるガンダムならではのフィードバックですね。納得感があるから、OK!という感じがします。

■角を保護する追加装甲をデザイン

富野監督のアイデアで、角(エッジ)部分には、損傷を保護するための灰色のデザインが追加されています。これはGLCガンダムやディズナではなかった発想というか、ガンプラではダメージ塗装(ウェザリング)というのがあるくらいなので、こちとら動くガンダムなので「動かしていけば自然に汚れていい感じになるっしょ!」と思っていたくらいで、富野監督の発想には、「なるほど!!」と気付かされましたね。ディズナにもダメージ保護シール貼ろうかな。。(余力があればですが)

以上です。それではまた!

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