本プロジェクトで製作するロボットの外装は、3D-CADを使って設計し、3Dプリンタを用いて造形していきます。基本的な考え方は以下のガンダムローカルチャレンジにて説明しているのでご参照ください。
上記の記事では3Dプリントサービス事業者としてインターカルチャー社を推奨しましたが、ここでは新たにDMM.makeの3Dプリント出力サービスを取り上げたいと思います。
一時期、ビートたけしのCMもやっていたと思いますので、はっきり言って知名度はインターカルチャーよりDMM.makeのほうが上ではないでしょうか。
私が3Dプリントサービスを利用するにあたり重要視することの一つが、「自動見積り」機能の有無です。「自動見積り」機能とは、3D-CADで作成した設計データの造形費用をオンラインで即時確認する機能です。当然、インターカルチャーもDMM.makeも自動見積り機能は対応しています。「自動見積り」機能に対応していない場合、サービス提供業者側で費用見積りに人手が必要となるため対応に時間がかかってしまいます。土日を挟んだりすると見積り回答が3日後になったりすることもあり非効率です。
自動見積り機能以外については両社でメリット・デメリットがありますので以下に記載します。※私の個人的視点によるものです。
<インターカルチャー>
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メリット
- 発注する際のオブジェクト数の制限がない。一定の空間内にオブジェクトが重ならないように配置できればいくらでも配置し注文することができる。
- 物性データを公開している。
- リピート割があるので1ヶ月以内の追加発注なら2回目が10%引きとなります。※初回割、学割も有り。
デメリット
- 最低発注費用が5000円とやや割高。
- 金属素材の扱いがない。
<DMM.make>
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メリット
- 最低発注費用が2000円代と割安。
- 扱う素材数が多い。金属素材もあり。
デメリット
- 一回の発注においてオブジェクト数に制限がある。(素材により最大数は異なる)
- 物性データの公開なし
2社の使い分け
私が使ったことのある素材は以下となります。発注する時の設計対象物により使い分けています。
<インターカルチャー>
ABSライク(エポキシ):細部造形の精度が欲しい時に使います。
透明(エポキシ):クリアパーツ(透明パーツ)を造形したいときに使います。
ポリプロピレン:軽く強度もありバランスの良い材料です。一般装甲用の素材として使います。
<DMM.make>
ナイロン:オブジェクト数は少なくて良いので料金を抑えたいときに使います。※ナイロンの場合は最大オブジェクト数は100なのでほぼ制限なしですね。昔は10くらいだった気がしますが。
チタン:コスパの良い金属素材です。部品に強度が欲しいときに使用します。
なお、物性データは、素材の強度や軽さ(比重)を確認することができロボットに装甲を追加する際の重要な情報となるのであると便利です。というか、DMM.makeさん、情報開示を要望いたします!^_^
今後、スホロボ1号機の装甲発注をやっていく予定なので、もっと細かいレベルの2社比較を報告していくつもりです。
今日はこの辺で失礼します。
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